ジャイ! キールタン

バクティ・サンガム始まります!

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昨年一年間シリーズで行なってきたキールタン・ワークショップですが、今年より名称も新たに「バクティ・サンガム」として生まれ変わることになりました!
バクティとは神への愛のこと、サンガムとは、もともとは三つの河の合流地点を指しますが、バクティ・サンガムにおいては神と魂と愛の合流点を意味します。キールタンを通じて私たちの魂が愛によって神と一つに結ばれていくような、そんな機会と時間になればいいなぁと思っています。
前回ではクリシュナ神を中心にしながら、クリシュナ神を愛するバクタたちの物語を紹介し、そのハートに触れられるよう、シリーズにしてご紹介してきました。今年は毎回一曲のキールタンをテーマにしながら、バクティの教えやバクタの言葉などに触れていきたいと思います。歌を繰り返し歌うことによって、私たちは少しずつ神に近づいていくことができます。神は本当に存在するというその真実を、自らのハートの奥で体感できますように。

第1回目のご案内です。

京都:3/30(日)14時から16時 ギャラリーju:彩
大阪:4/4(金)19時から21時 プリヤメーラ
参加費:2,700円(3/30のみ2,500円)
開場:それぞれ開始の15分前
内容:「Sri Krishna Govinda」——クリシュナ神への讃歌
神とは何? 神の御名に秘められた力とは? キールタンの原点に触れる

皆さまのご参加をお待ちしています!
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大阪キールタンWSおさらい会

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昨年シリーズで行なってきたワークショップのおさらい会が、昨日大阪でありました。1年間熱心に通ってきてくださった方が中心でしたが、初めて参加してくださった方もいらっしゃいました。
昨年のシリーズを通してみて感じたことは、やはり回を追うごとに、来られていた方たちの集中感や関心の度合いがどんどん増していっておられたなぁ〜ということです。この世界で愛のかたちがさまざまあるのと同じように、神と魂との間で交わされる愛も、いろんなかたちを取って表現されることがあります。どのような表現であろうと、そこに優劣はありませんが、対象を神だけに定めて純粋な愛のみに極まっていく、その境地に憧れを抱いておられる方が本当にたくさんいらっしゃいました。誰もの中に神に憧れる気持ちや、神をもっと愛したい、近づいていきたいという思いがあります。キールタンを通じて、これからもそういった思いがもっともっと高まり、爆発していけるようになったらいいなぁ〜と思いました。
ワークショップに来てくださったみなさま、本当にありがとうございました〜。シリーズはこれでいったん終わりですが、現在、次のシリーズを企画中です! 決まりましたらまたご案内させていただきますので、皆さまどうぞお楽しみに〜!

今年のおさらい会

20131215ヤマモトビルおさらい会2

今年一年間シリーズで行なってきたワークショップも11月をもって終了することができ、先日15日(日)には、これまでの復習も兼ねたおさらいの会を京都で行ないました。この会にはワークショップに今年一年、本当に熱心に通ってきてくださった方や、また新たに来てくださった方などもいらっしゃいました。シリーズの初めの頃に行なった内容などは、私たち自身も「な、なつかしい〜!」と思えるくらい、ずいぶん前のことのような気がしました。
みなさんにこれまでの感想をお聞きしたところ、普段、お家や通勤途中でもいつもキールタンを聞き、歌ってくださっているようで、「キールタンを歌うと心が静まって、他のことが気にならなくなる」「波だっている感情がおさまってきた」などといったようなお声を聞くことができました。主クリシュナの生誕から青年期までを辿った今回のワークショップ。私たちも回を重ねることによって、少しずつ成長できてきたのかなぁ〜という気がして、うれしく感じました。


最後に、今回のシリーズを引っ張っていってくれた相方、ジャヤデーヴィーに感想をいただきました。

「私自身、物語が進むにつれ、またシリーズが回を追うごとにバクタの心に近づかせてもらったように思います。
また物語の主人公であるバクタだけでなく、参加される方の中からバクティが溢れる瞬間を、その表情やキールタンの歌声からたくさん感じさせてもらいました。本当にありがとうございました。
今回のシリーズ最終章「ミーラーバーイー」の生涯を紹介し、みんなでキールタンを歌っていた時のことです。
あぁ、ミーラーバーイーの魂は今も生きてる・・・。たとえ姿がなくとも、キールタンを通じて、バクタのハートの中に生き続けている。そう感じた時、胸が詰まって歌えなくなったことがありました。
私もその魂を紡ぐものでありたいと思いました。
そしてそして、今回のワークショップを一緒にしていた、いつも隣りで神の愛を歌っていた(旧)ガールギーさんは、新生ミーラーバーイーに生まれ変わりました~!!!

来年も、現代のミーラーバーイーと共に、私ジャヤデーヴィーもバクティの熱を燃え上がらせていきたいと思います!
みなさま、来年のキールタンWSもどうぞお楽しみに」


ジャヤデーヴィー、どうもありがとう〜。みなさま、また来年もよろしくお願いいたします。

ところで彼女が書いているように、突然私事なんですが、ヨーガの先生にお名前をいただき、この度改名することになりました。ワークショップに来られていた方はよくご存知だと思うのですが、新しい名前はシリーズの最終回で紹介した、中世に実在した聖女、ミーラー・バーイーです。この名前にふさわしくなるよう、彼女の境地に少しでも近づき、その生き方に倣っていきたいと思います。


大阪のおさらい会は、2014年1月17日(金)19時から
いつものプリヤメーラさんにて行ないます。ぜひご参加くださいね!


今年のWSシリーズ最終回

1206ミラバイ二人

12/6、大阪でキールタンのワークショップ最終章がありました。このシリーズの最後に取り上げたのは、インドの中世において実在した偉大なるバクタ、ミーラーバーイーの生涯です。時にミーラーバーイーは白いサリーを着た姿で描かれていることがあるので、今回は私たちもいつものオレンジのサリーから白に変えてみました。
ミーラーバーイーは幼い頃から歌に長けていて、その生涯において神の栄光を讃えた歌を数多く残しました。インドではとても有名で、今でも人々から敬愛されているのですが、まだまだ日本では知られていません。

ミーラーバーイーはインド北西部、ラージャスターン地方にある、一国の王女として生まれました。彼女はほんの3歳!の時、一目でクリシュナの神像に心を奪われてしまい、そのクリシュナ神こそが自分のお婿さんであることをかたく信じたといいます。
しかし、ミーラーバーイーが成人した頃、彼女は隣の国の王子の元に嫁がなければならなくなりました。クリシュナとの結婚こそが真実であった彼女にとって、王族としての世俗的な結婚生活を送ることはできませんでした。美しい宝石や衣装などには全く興味を示さず、苦行的な生活を求め、クリシュナ神への礼拝に没頭したといいます。一般的な若い花嫁とは思えない行動に、新しい家族たちは失望し、やがてミーラーバーイーを迫害していくようになりました。
ミーラーバーイーが受けた苦難は、本当に想像を絶するようなものばかりです。毒入りの水を飲まされたり、針の筵の上に寝かされたり、毒蛇が送りつけられたり…。しかし、ミーラーバーイーが彼女の歌の中で歌っているように、「ミーラーの主はいかなる時も彼女を守り、障害を取り除く」、そしてミーラー自身もまた、「神の愛に酩酊しながら、神の栄光を歌い、生け贄として主ギリダラへ彼女自身を捧げる」のです…。
やがて彼女は王国を飛び出し、放浪生活を送るようになりますが、彼女の神との深い交わりから生まれる霊性の振動は、瞬く間に人々を引き寄せたといいます。

今回WSでミーラーバーイーの生涯を紹介する際に、彼女が残した歌も織り交ぜながら紹介していったのですが、その言葉から感じたのは、何にも穢されることのない、完全に純粋で、この上なく気高い愛の姿でした。主に自らを明け渡し、この命を彼のためにあきらめ、世間的な慎ましさも、家族のつながりもあきらめ、何ももたず、一切を放棄したミーラーバーイー。何度も何度も自らを差し出し、繰り返し繰り返し彼にひれ伏す。毎夜、眠ることすらできず、彼だけを求めて泣きに泣いた。こんなにも尊く、美しい愛の姿がこの世にあるなんて! 
ミーラーバーイーが残した歌はとても素朴なものも多いですが、時に象徴的な歌もあります。その真髄に迫っていくことは容易ではないかもしれませんが、でもきっと私たちはミーラーバーイーが残した歌を通じて、彼女が見ていたもの、感じていたものを辿っていくことが、そしてその魂に触れることができるはず!

1206全体1

来られた方からの感想を掲載します。

「ミーラーバーイーの親愛、ただ愛するその姿勢に感動しました。私もそんな愛に溶け込んで、いつもいつも浸っていたいなと、とても感じ入りました。今回は魂に響き、とてもとても感動しました」
「血が踊り、胸がばくばくする感覚がありました。瞑想の時の気が沈んでいくのとは違い、頭に血が逆上し、それに伴い集中感が高まることで、二人の気持ちに引きずりこまれました。方法論ではなく、神に帰依することにより、よけいなものを近寄らせないことなんだと実感しました」
「ミーラーバーイーの存在は知っていましたが、彼女の生涯や歌った歌を聞いたことがなかったので、とても勉強になりました。クリシュナしか見ずに生きたミーラーバーイーは、とても自由なように感じました。軽やかなイメージです。顔がとてもりんとしていて、意志が強そう」
「ミーラーバーイーがクリシュナを思う強烈さというものがまだよく実感としては分かりませんが、ミーラーバーイーの無恐怖というものには憧れをもちました」


このシリーズは今回が最後になります。あっという間の一年でした…が、京都、大阪ともに、今シリーズのおさらい会を12月と1月にそれぞれ行ないます。みなさまのお越しをお待ちしています〜。


キールタンWS 最終章

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ここ数日、突然とても寒くなりましたね。10月も半ばを過ぎ、今年一年間、シリーズで行なってきたワークショップも、京都では今回で最後を迎えました。
今回ご紹介したのは、中世にインドに実在した聖者、ミーラー・バーイーの物語です。前回は、クリシュナ神とクリシュナ神を愛した女性、ラーダーとの愛の物語を取り上げましたが、今回のミーラー・バーイーは、まさにそのラーダーの境地を生きた女性でした。日本ではまだあまり知られていないかもしれませんが、ミーラー・バーイーは神への愛の歌をとてもたくさん残しています。インドには楽譜なんてなく、即興で音楽が作られることがとても多いのですが、ミーラー・バーイーも同じように、きっと内側から湧き起こる愛の衝動を歌にのせ、神前に捧げたのだろうと思います。
今回のワークショップの中では、いくつか彼女の曲を取り入れて紹介しました。特にメロディーに関してはどこまでオリジナルに近いのかは、今となっては分かりませんが、曲を通して感じたことは、彼女が完全に純真無垢なハートをもち続けたということと、あらゆる時も神しか見ていなかったということでした。
王女でありながらも迫害を受けたり、乞食の身となって灼熱の砂漠を放浪したりと、ミーラー・バーイーは想像を絶するような辛酸をなめることになります。しかし現状に屈服するどころか、ますます彼女の心はクリシュナ神一点に向けられるようになり、愛の高みに昇り詰めていきます。あぁ、私たちの心にもいつか、彼女のバクティのほんのひとかけらでも訪れますように!

いただいた感想をご紹介します。

「以前ミーラー・バーイーについて少しだけ読んだことがありましたが、物語や歌を聞くことで、ラージャスターンの砂漠やクリシュナの神像、ミーラー・バーイーの姿が頭に浮かんできました」
「感動しました。初めてキールタンに触れて、どういうものかなと最初は思って、でもだんだん引き込まれていきました。もっと知りたいと思いました。自分で歌いたいです」
「ミラバイさんのバクティはすごい!と思いました。神に対してこちらから一歩近づけば、神の方からも近づいてくれると習いましたが、ミラバイさんとギリダラ(クリシュナ)もそんな感じで最後は一つになれて『よかった!』と思いました。でも、少し切ないです・・・」
「キールタンますます好きになりました」

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シャクティのメンバーの一人。京都在住。
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