「北極星になったドゥルヴァ」in 松山

7月28日(日)、松山ヨーガサークルにて語り芝居&キールタンワークショップを開催しました。今年はバーンスリー(インドの竹笛)の生演奏付き! その演奏と、音響を担当してくれたヨーガの仲間、ムラリーが感想を寄せてくださったので、掲載します。
「朝からあいにくの雨模様でしたが、そんな中、たくさんの方がお越しくださいました。皆さん談笑されたりして和やかな雰囲気の中、語り芝居が始まります。今回のお話は『北極星になったドゥルヴァ』というインドに古くから伝わる神話です。ドゥルヴァの幼い頃からこの世での義務を終えるまでの生涯を描くこの物語を、ガールギーが生き生きと演じていきます。私は音楽担当ということで舞台袖にいたため、客席の様子を見ることができなかったのですが、物語が進むにつれて会場がその中にどんどん引きこまれていくのを感じました。
気迫あふれる場面ではピンと張りつめた緊迫感の中、その場にいた皆さんが固唾をのんで次の展開を見守っているようでした。
終盤になると、神を求めるドゥルヴァの純粋な思いが会場を包み込んでいるように感じ、私も胸が熱くなりました。活字を通していろいろ想像しながら物語の世界に入っていくのも一つの楽しみですが、こうして目で見、耳で聞き、身体で感じることでよりその世界に深く入っていけるのだと思わせられるひと時でした。



語り芝居の後、少し休憩を挟んでのキールタンワークショップ。
皆さんと輪になって座り、先ほどの語り芝居を振り返りながら、そこで歌った中の一曲を一緒に歌いました。はじめはうつむきがちだった方々も何度か歌っているうちに笑顔がこぼれ、生き生きとした表情になっていかれました。語り芝居、そしてキールタンを通じて、それぞれの内に美しい、神聖なものの存在を感じとっていらっしゃるように思いました。
そしてガールギーの解説を皆さん頷いたり、時には笑ったりしながら熱心に聞かれていたのがとても印象的でした。それによってこのお話をより身近に感じられたのではないでしょうか。決して神話の世界のお話というのではなく、現代を生きる私たちにも共通するもの。人が持つ苦しみ、そしてそこから抜け出したいという思いは今も昔も変わりありません。ドゥルヴァもその思いがきっかけとなり、神へ至る道を歩みました。ただひたすら純粋に。私たちの中にも同じように純粋に神なるもの、確かな存在を求める思いがあるということ、そしてその存在は自らの内に、そして全ての中にあるということを皆さん感じていらっしゃったのではないかと思っています。
皆さんの輝いた表情を見て、私もとても幸せな気持ちになりました。


お越しくださった皆さま、そして準備から細かい心配りをしてくださった松山ヨーガサークルの皆さま、本当にありがとうございました。素晴らしい時間を共に過ごさせていただいたことに感謝します。 ムラリー」
参加してくださった方の感想の一部をご紹介します。
「とても心に残るお話でした。迫力もあり、美しくもあり、考えさせられる語りでした。ありがとうございました」
「感動しました。すべての人に神を見たいです」
「ドゥルヴァのストーリーが、何か自らに当てはまるところがあるなぁ〜と思いながら、語りの世界に引き込まれ、場面場面の思いに心を添え、一緒になって、そんな感覚で楽しめました。後半のキールタンワークショップでは、何度も歌っているうちに、なぜか自然と涙が出てきました」
「ドゥルヴァのお話はとても興味深かったです。主人公の歩みは、私にとっても励みになるものです。語り芝居は分かりやすかったし、聞きやすかったです。内容、構成、音楽も、振り付けも素晴らしかった。本当にドゥルヴァの人生を身近で見ているようでした。京都から来てくださってありがとう。また来てください。北極星を見ながら、歌を歌って、このお話を思い出します」
「歌声と笛がとっても素晴らしくて、とても良かったです。お話も分かりやすかった。アーサナもキールタンも、もっと勉強していきたいと思いました」
「不平不満の毎日の自分自身の心を、純粋な心に変化したいと思いました」
「語り芝居はとても分かりやすく、神様を常に思い、他の人のために尽くすことが、神を愛することだと分かりました。実行が大切なんですね。感謝します」
皆さま、そして松山ヨーガ・サークルのスタッフの皆さま、本当にありがとうございました!!!
それでは最後に、出演者及びスタッフの皆さまで記念撮影〜〜〜!
素晴らしい! 見事に全員一致の、この腕の角度!

9月16日(月・祝)に、京都にてこの語り芝居を行なう予定です。
詳細は決まり次第、またご案内しますね!